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台湾XPEC/Wayi、「Bounty Hounds Online」契約調印式を実施 競技性を重視したMMORPG、台湾で第2四半期にサービス開始予定 [2010-02-10]

この記事がGame Watchのサイトに転載されました
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20100208_347879.html

台湾のゲームデベロッパーXPEC Entertainmentと、ゲームパブリッシャーのWayi International Digital Entertainmentは、現地時間の2月8日、Wayi本社会議室にてXPECが現在開発しているSF MMORPG「Bounty Hounds Online(バウンティハウンズオンライン)」のパブリッシング契約に関する調印式を行なった。台湾でのサービス開始時期は2010年第2四半期から第 3四半期を予定し、ビジネスモデルは基本プレイ無料のアイテム課金制。日本展開については未定となっている。

 ゲームの詳しい内容については、別途XPEC本社取材を行なっているため、そちらに譲るとして、本稿では取り急ぎ調印式の模様をお伝えし たい。




■ MMORPGに競技性を持ち込む新しいタイプのオンラインゲーム

調印式直後の記念撮影。左から順にWayi董事長の黄博弘氏、バンダイナムコオンライン開発部ゼネラルマネー ジャーの塩沢敦氏、XPEC董事長の許金竜氏
「Bounty Hounds Online」のゲーム画面。「Bounty Hounds」はアクションRPGだったが、「Bounty Hounds Online」はMMORPGであるため、バトルにアクション性は入っていない

 「Bounty Hounds Online(以下、BHO)」は、2006年9月にバンダイナムコゲームスが発売したPSP向けアクションRPG「Bounty Hounds(バウンティハウンズ)」の世界観をモチーフにしたSF MMORPG。「Bounty Hounds」がバンダイナムコゲームスとXPECの共同プロジェクトとして開発されたことがきっかけとなり、今回XPECがオンラインゲームに関する権 利を獲得し、「BHO」としてXPEC単独で開発が行なわれている。

 しかし、XPECは純粋なデベロッパーであるため、台湾で運営を行なうためにはオンラインゲームの運営能力を持つパブリッシャーと、パブ リッシング契約を交わす必要がある。それが本日2月8日の18時にWayiに正式決定し、その直後にさっそく調印式が行なわれる運びとなった。

 調印式には、XPECとWayiから董事長、運営長、開発プロデューサーなど10数名が参加し、ライセンス元のバンダイナムコゲームスか らも、オンラインゲーム子会社バンダイナムコオンライン 開発部ゼネラルマネージャーの塩沢敦氏らが参加。もっともバンダイナムコオンラインのスタッフは、この調印式のために渡台したわけではなく、Taipei Game Showに合わせて滞在していたときに、たまたま契約がまとまったため参加したという。

 XPECの許金竜氏はWayiを提携先に選んだ理由として、同社は「乱」や「熱血江湖」といったオンラインタイトルでアイテム課金をかな り早い段階から始めるなど、アイテム課金タイトルにおいて高い運営実績を持っていること、そしてWayi董事長の黄博弘氏が、台湾のe-Sports協会 TeSLの会長を務めるほどに同社がe-Sportsの普及発展に熱心な企業であることの2点を挙げた。

 台湾は、アジアでは韓国や中国に並ぶe-Sports大国であり、プロスポーツ選手がいたり、ゲーム大会のTV中継なども日常的に行なわ れている。「BHO」は、こうした事情を背景に集客のフックとして3対3や6対6のチームバトルを軸に開発が進められているということで、将来的には欧米 やアジア圏で実施されている「World of Warcraft」の団体戦のようなオフライン大会を定期的に開催していく意向を示してくれた。この方針は台湾のみではなく、基本的にすべての展開地域で 競技性を重視していきたいという。

 気になる日本展開については、まったくの白紙状態で、優先権はもともとのライセンスを持つバンダイナムコゲームスの子会社バンダイナムコ オンラインにあるが、同社はまだできたばかりの運営会社である上に、大型タイトルの運営実績がまだないため、他のオンラインゲームパブリッシャーに運営を お願いするケースもあるかもしれないという。展開時期についても「まずは中華圏での実績作りが先」ということで、日本展開はまだしばらく先になりそうだ。

 調印式終了後、XPECの許氏に日本のユーザーに対してコメントを求めたところ、「PSP版と比較するとグラフィックスもゲーム性もパ ワーアップしているし、クラス、装備、戦略も増えているので、いろんな戦い方が楽しめると考えています。競技性を高めることで多くの人がゲームに関心を 持ってくれることを期待しています。今後も引き続き『Bounty Hounds Online』の情報に目を光らせてください」と丁寧なコメントを寄せてくれた。日本のIPを使ったオンラインゲームの今後の展開に引き続き注目していき たいところだ。


【調印式】
調印式は両社の関係者が集い、冗談を言い合うような非常に和 やかな雰囲気で行なわれた。今回の調印の対象地域は、台湾、香港、マカオの3地域となる。日本、中国、韓国といった地域の契約はまだこれからとなる。調印 式の後、塩沢氏には純金製の記念品が贈られた

【Bounty Hounds Online】
「Bounty Hounds Online」は東京ゲームショウにも出展されていたタイトルだが、あれからかなりグラフィックスやゲーム性が進化していた。純粋なMMORPGとしてア クション性は低下しているが、オンラインゲームらしく装備やスキルのバリエーションをふんだんに持たせ、遠近両面で多彩なバトルを実現するという